2013年12月13日金曜日

曹洞宗輪王寺の接心坐禅会(の一部)

以前紹介した、仙台市青葉区にある曹洞宗輪王寺(りんのうじ)の接心坐禅会(の一部)に参加する機会がありました。


http://www.rinno-ji.or.jp/zazen/


輪王寺は、すばらしい庭園がある由緒あるお寺として地元で知られています。最近読んだ板橋興宗著 「息身佛(そくしんぶつ) ただ、息をする。ただ、生きる。」では、元曹洞宗管長で現在は福井県にある御誕生寺(ごたんじょうじ)

http://www.gotanjoji.com/

の住職であられる同氏に深い縁のあるお寺として紹介されています。











輪王寺のサイトの

http://www.rinno-ji.or.jp/news/2013/11/post-28.html

には以下のようなお知らせがありました。

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接心坐禅会のお知らせ12月1日~7日

朝5:55~7:00
夜6:25~8:00
参加無料・参加自由
受付不要
※開始時間は坐る時間です、少し早めに来るようにしてください。
毎朝毎晩坐禅を行います。
お釈迦様は12月1日より七日間坐禅をし続け、八日目に、明けの明星が輝くのをみて、お悟りを開かれました。お釈迦様に倣い、12月1日より一週間朝から晩まで坐禅を行います。皆様もどうぞご参加ください。
2013年11月13日 09:53
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通例毎週土曜日18:30~20:00に行われている坐禅会は、都合があわず参加できませんでしたが、今回の接心の中の一日(夜)に参加することができました。

この一週間、修行道場では雲水たちが接心と呼ばれる大変厳しい坐禅修行を行うと聞きます。今回参加したのは広く一般に開放された接心であり、厳しさを追求するような内容ではありません。

駐車場のスペースは十分にあります。暗い中、本堂に向かって右側にある玄関から入ります。3.11の震災により、

http://www.rinno-ji.or.jp/zazen/


の写真にあるような禅堂が使えなくなったため、本堂を使用しているとのことです。

欄間を何倍にも大きくしたような頭上のふすまには、迫力のある禅画(絵柄から推測)がいくつも描かれていてムード満点でした。

すでに待機していた経験者らしい方に、どのように待っていればよいか等を伺いました。

その後一度少し長い地震があり、建物全体がギシギシと鳴りました。

午後6時10分ごろ、2人の若いお坊様がいらして「誰か初めての参加者はいますか?」と聞かれましたので、手を挙げて応えました。

曹洞宗ですので面壁となり、本堂の壁に向かった位置取りです。初めての者(このときは私だけ)はご本尊に向かって左端奥の場所を与えられました。丸い坐蒲を借りて作法についての説明を受けました。畳の上に丸い坐蒲のみ、というのが曹洞宗のスタイルです。

ごく限られた体験内のことではありますが、臨済宗のお寺に比べて曹洞宗のお寺の坐禅会では坐禅前の説明がやや簡素である印象を受けます。一方でこの日は、一炷(40分間の坐禅)後に行う経行(きんひん)の際にも一対一でお坊様に指導を頂くことができ、たいへん有り難いことでした。

「ゆっくり立ち上がってください。ゆっくりです。」という指示は本当に助かりました。情けない話ですが以前、林香院で参禅した際には、坐禅後に急いで立ち上がって経行を始めなければならなかったため、痺れた足がもつれて転びそうになり、恥ずかしい思いをしました。

事前に電話で確認した際、暖かい服装で来るようにとの注意がありました。わたしはこれを少し甘く考えていました。

経行をはさんだ二炷の坐禅の間、気温はどんどん下がって寒くなりました。しかし気合いを入れて集中するためには、かえってこの寒さが良かったかもしれません。腹式呼吸をするせいか、坐禅中は我慢できないほどではありませんでしたが、その後の誦経時には体の震えが止まりませんでした。

一炷目に堂内がたいへん暗いのも驚きでした。経行の際と二炷目には少し明るくなりました。

最後に茶礼では、蜂蜜入りと思われる熱いお湯がふるまわれました。寒さにこごえた身にしみておいしく頂きました。茶礼の作法では、ひらすら経験者の方(外国の方を含めて男女計15名ほど)のふるまいをまねしました。

接心の雰囲気を味わうことができてたいへんうれしく思いました。

住職さまはお顔を見せなかったようです。氏名を記載する参加者名簿のようなものはありませんでした。

戸外に出ると吐く息が白くなる寒さでした。