2014年2月1日土曜日

露堂々

露堂々(ろどうどう)

この掛け軸は、何十年も前から実家に飾られているものですが、坐禅に関心を持ち始めたつい最近になって、その存在を気にかけるようになりました。

もとより家の者は禅に関心はなく、「つゆどうどう」と読んでいたほどです。

露堂々という文字の下には瑞巌五雲とあります。

瑞巌寺として知られる臨済宗妙心寺派の松島青龍山瑞巌円福禅寺が日本三景松島にあります。

http://www.zuiganji.or.jp/index.html


この掛け軸の書(墨蹟と呼ばれる)は、そこの先代僧堂師家、五雲軒(ごうんけん)(加藤隆芳老師)がお書きになったもののようです。

露堂々について、広説佛教語大辞典によれば、


「あらわにはっきりと。究極の真理は、宇宙のすべてにはっきりと現れているということ。



禅学大辞典によれば、

「全体がはっきりと顕れて、そのさまが見るからに立派なこと。また、公案現成の当体を示す語。堂堂は容貌の盛んなさま。

ちなみに公案現成とは現成公案(げんじょうこうあん)のこととあり、

「眼の前に現れているものが、そのままの相において絶対の真理であること。」

ずっと前からこういうものが身近にあったことに思いを致すと、仏教への縁を感じます。



左の写真は、加藤隆芳著 五雲会編集発行(発行所:瑞巌寺専門道場)「禅を語る」


「日本の古本屋」の古書検索

http://www.kosho.or.jp/servlet/top

で見つけました。