2015年4月23日木曜日

仙台市青葉区にある曹洞宗喜福山玄光庵の坐禅(会)

仙台市青葉区にある曹洞宗喜福山玄光庵の坐禅(会)

※1 2015-9-14追記:喜福会参加体験。
※2 同上       :住職夫人呼称訂正

先日、仙台市青葉区通町にある玄光庵(げんこうあん)で坐禅を体験する機会がありました。


玄光庵本堂

玄光庵は仙台市の中心部にほど近く、地下鉄も利用できる(市営地下鉄南北線北四番丁駅下車)ためアクセスが容易なお寺です。



駐車スペースは、本堂前に数台分と寺東側を南北に走る道路の斜め向かいを入ったところに十数台分あります(看板あり)。





タイトルで坐禅(会)と「会」を括弧でくくってある理由は、以下の通りです。

前日に電話で問い合わせたところ、(平日早朝の、という意味だと思いますが)坐禅「会」というものはなく、住職様方がなさる毎朝の坐禅行に一般参加者も加わるという形でやっている、とのことでした。朝は指導のための時間が無いため、坐禅初体験の人は、事前に日中の時間帯に来て指導を受けてから参加して欲しいとのことでした。また、坐禅の後に30~40分間お経を読むお勤めに参加することも忘れないで欲しいとのことでした。


当日朝は5:05頃に境内に到着し、他の参加者が来るのに合わせて堂内に入ろうと待っていました。5:20を過ぎても気配がないので一人で玄関から入りました。


堂内はこの日行われるらしい法事のための準備中でした。住職様は柱時計のネジを巻いていらっしゃいました。法事の受付用とおぼしき細長いテーブルの雑巾がけをしていた奥様(坊守様とお呼びするのでしょうか?※2曹洞宗では寺庭様または住職夫人とお呼びするようです。)らしき方は、わたしを見て「昨日電話された方ですか?」とお尋ねになりました。

指示に従って本堂奥(本尊に向かって左側)の、坐蒲が8~10個づつ2列に並んだスペースで待機しました。副住職様がいらっしゃって坐禅経験の有無をお聞きになりました。

5:30頃に住職様と副住職様が、祖師像を掛けてある壁寄りの位置にお坐りになりました。わたしは反対側一番端の外側の列に坐りました。この時点で一般の参加者はわたし以外に一名だったと思います。坐っていた時間は30分間です。途中三名ほどの一般参加者がポツポツと加わりました。男性二名、女性二名でした。いずれも黒い衣服をお召しでしたので、自分も黒っぽい服を着ていって良かったと胸をなで下ろしました。


鐘音を合図に坐禅を終了した後は、一般参加者は坐蒲(丸い坐蒲と家庭用のものよりやや大きい四角い座布団の組み合わせ)を片付けます。一般参加者用の端っこから数個分のみ片付けたようです。他にはカーテンを開けるなど経験者の方たちがテキパキとこなしていきました。手早く進められる作業に、わたしはついていけませんでした。

首に金色の帯のようなもの(浄土真宗の聞法会でよく見かけます。熱心な檀家の方とお見受けしました)を掛けた年配の方が、近づいてきて「勤行に参加してくださいますか?」とお尋ねになりました。参加する旨答えると、勤行で座るべき場所や経本のある場所などを教えてくださいました。

この方はわたしの隣にお座りになり、その後の勤行で、つづら折りになっている経本(2冊)の裏面か表面の何ページを今読んでいるかを逐一懇切に教えてくださいました。30分以上かけて8種類ぐらいのお経を読みました。

先だっての大河原の繁昌院では貼り付けてあった経文の箇所だと思うのですが、経本に書いてない部分があり、他の皆さんは空で読み上げます。わたしは音に合わせて邪魔にならないようにするのが精一杯でした。

信心銘のところだったと思いますが「語尾を伸ばさないように。」との指導を頂きました。礼拝の様子も皆さんを真似てやりました。

最後に住職様が「お茶をどうぞ」とおっしゃってお勤めの終わりです。ただ、住職様がその数分後に本堂正面の入り口で外に向かって何かの儀式をおやりになりまして、一般参加者はその横に立って礼拝などを行いました。

先に指導を頂いた年配の方が、普段はこれから掃除をしてお茶となるが、(法要の準備がしてある様子を示して)、今日はとりこんでいるようなので、もうお帰りになったほうがよいでしょう、とおっしゃってくださいました。ここで、わたしの自己紹介や今後の参加の可否などについてお尋ねになりました。

玄関を入って左側には、曹洞宗の発行物やチラシが並んでいます。「玄光庵坐禅会」という表題のチラシもありました。これによると

 ◎ 暁天坐禅(朝の坐禅と勤行) 会費 無料
   通年毎朝5時半より(正し四九日は坐禅休みで6時より勤行のみ)
   ※ 四九日・・・毎月4日・9日・14日・19日・24日・29日と31日

 ◎ 金曜坐禅会(夜の坐禅の会) 会費 二百円
   毎月第一・第三金曜日、午後6時半より

 ◎ 喜福会(坐禅と法話の会) 会費 五百円
   毎月第二月曜日、午前9時半より
   (但し1月・8月は休み、第二月曜が祝日の場合は他の週に振替)

となっています。機会があれば夜の坐禅会や喜福会という坐禅と法話の会にも参加してみたいと思います。

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※1 その後、喜福会に参加する機会がありました。

午前9:30より少し前に到着したのですが、他の参加者はすでに坐禅を始めていらっしゃいました。やや若いお坊様お二人が同席なさいました。坐禅をする列の半ばで女性と男性用に区切られているようでした。私の隣にお坊様おひとりが坐ってくださり、ご指導頂きました。
坐る時間は30分だったと思います。四引誓願を三回唱えて終了です。

その後二階に上がって10:15から住職様(先日の早朝坐禅会で住職様だった方は引退なさって東堂様と呼ばれていました。別の方が方丈様として住職を引き継がれたと(他の参加者の方々に)伺いました。)法話の内容は住職様が最近お読みになって感銘を受けられた本についてでした。それにからめてご自身の体験談や、四摂法、四法印といった仏教のお話が盛り込まれました。時折ユーモアを交えてのお話には、引き込まれるものがありました。紹介された本を読んでみたいと思います。

11:00からは参加者の方々で茶話です。お寺から出して頂いたお茶、果物とお菓子を頂きながらの、砕けた雰囲気でのお話でした。私は途中退席しましたが、色々と親切に教えて頂きました。玄光庵は400年の歴史があると知りました。毎朝の坐禅にも参加して20年近くになる方もいらっしゃいました。会費の500円はこのときにお支払いしました。氏名、住所等も書きました。

ずっと前から頭に思い描いていた、お寺での坐禅と法話のセットを体験することができて、大変嬉しく思いました。
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以前紹介した林香院でも月一回の坐禅会において清掃その他の作務に一般の参加者が参加していました。坐禅会以外の日にも作務のお手伝いをしているかもしれません。同様に一昨年に一般向けの摂心に参加した同じ青葉区の輪王寺では、坐禅会の日とは別の日に一般の方々が駐車場の草むしりをなさっていました。ここ玄光庵では毎日のように坐禅に参加し、お寺のお手伝をしている方々がいらっしゃるのだと思いました。

一般の人々が、定期的に法話を聴き、お坊様と共に毎日の坐禅をし、そして作務をお手伝いするという姿は、理想的なお寺のあり方のひとつではないでしょうか。ただ、今回はやや年配の方が多いように見受けましたので、我々のような世代が引き継ぎ、そして次世代に託していく努力が必要ではないかと感じました。


以上